[↓2024年]

2025年に観た映画の一覧です

星の見方(以前観たものには付いてません)
★★…生きててよかった。
★…なかなかやるじゃん。
○…観て損はないね。
無印…観なくてもよかったな。
▽…お金を返してください。
凡例
#通し番号「邦題」監督/製作年/製作国/鑑賞日/会場[星]

#2「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」鄭保瑞/2024/香港/Jan. 18/新宿バルト9◯
往年の香港巧夫電影と黒社会ものを合体させた、なんとも懐かしい香りのする作品。舞台は油麻地の果物市場と九龍城砦。(香港初訪問が1995年でまだ啟德機場ではあったものの九龍城砦に踏み込む機会はなかったのだが、敢えて、)セットのリアリティがすばらしい。ネオン華やかな彌敦道の光景にも感激した。ここで、古天樂、任賢齊、洪金寶、郭富城といった懐かしいメンツが壮絶なアクションを繰り広げる。動作指導は流石の谷垣健治。物語の中心は林峯、劉俊謙、胡子彤、張文傑の次世代4人組が、洪金寶の手下で九龍城砦を牛耳った極悪の気功使いを倒す。最後まで楽しめた。劇場もバラエティ豊かに満席で、みんなこういう映画を待っていたと思われた。香港で大ヒットしたのも、再現された80年代の街の姿も併せ、頷ける。洪金寶はまだまだ現役だね。古天樂がマツケンにしか見えなかったのが個人的には笑えた。え、続篇『九龍城寨之龍頭』があるの?
#1「5 No. Swapnomoy Lane」Manasi Sinha/2024/インド/Jan. 3/Basushree Cinema (コルカタ)◯
せっかくコルカタに来たのでベンガル語作品、というわけではなく、Basushree Cinemaに入ってみたいという理由での選択なので、映画には期待していなかった。が、意外にも英語字幕付だったのでちゃんと観た。残念ながらやはり映画としては面白みにかけるものの、古きよきコルカタを残したいという意図は伝わってきた。Calcuttaと呼ばれた首都時代の建築物はどれも壮大で渋い。それらがどんどん建て替えられている状況は経済発展の必然の過程ではあるが、経済発展がひと段落したときに後悔しないよう、いまから手を打ってもらいたいものだ。家長の死去に伴い手放した古い家をノスタルジーから買い戻そうと若い世代が奮闘するこの作品の形式はほのぼのファミリードラマであるが、主役はそのファミリーに加えその住居そのもので、コルカタ住民には訴えるものがあると思えた。客席はまばらだったけどね。Basushree Cinemaは期待以上の素晴らしさだった。日本にもBookMyShowが欲しい。

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Updated: 1/19/2025

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