[↓2020年]

2021年に観た映画の一覧です

星の見方(以前観たものには付いてません)
★★…生きててよかった。
★…なかなかやるじゃん。
○…観て損はないね。
無印…観なくてもよかったな。
▽…お金を返してください。
凡例
#通し番号「邦題」監督/製作年/製作国/鑑賞日/会場[星]

#19「Minari」 Lee Isaac Chung/2020/米/Apr. 18/PVR: The Forum Mall○
Burning』でビニールハウスを焼いていたSteven Yeunが、韓国の菅井きん、ユン・ヨジョンに仕返しで納屋を焼かれる話。監督自身の回顧録らしい。1980年代の米国はOkrahomaの田舎に移住してきた韓国人家族が将来への希望を掴むまでを描く。心臓病の子供Davidが監督だな。父親(Steven Yeun)は土地を開墾して韓国(アジア)野菜を育て始める。自然が相手の農業はほんと大変。失敗する1 centにもならない。それで奥さんとはいつも諍い。そこに韓国から奥さんの実母を呼び寄せる。演じるのがユン・ヨジョン。この何もできないばあさんがDavidに持ってきたみやげが花札。花札って日本固有じゃないの?植民地時代に持ち込まれたのかな?そんな気になるエピソードも入れ、異国でもがきながらミナリ(セリ)のように逞しく生きる家族を静かなタッチで描いた佳作であった。Brad Pittの会社、やるじゃん。韓国語のところだけ英語字幕あった。
#18「The Mauritanian」 Kevin Macdonald/2021/英=米/Apr. 11/PVR: The Forum Mall★
"This is a true story"と冒頭で宣言する。911関与の疑いをかけられモーリタリアで拉致されキューバの悪名高いグアンタナモに収監されて、無実を勝ち取るまでに10年、そこから釈放までにさらに数年過ごしたMohamedou Ould Slahiの実話。彼の弁護人が主人公として描かれている。演じるはJodie Foster。彼女とは縁がなくてスクリーンで観るのは『タクシー・ドライバー』以来じゃないだろうか。つまり大人になってからの彼女は観たことがなかったわけだ。まだ若いのに肌の老化が痛々しいのは白人だからかな? 演技は確かなのでCharlotte Ramplingみたいに素敵なおばあちゃん女優になってもらいたい。そんなことはともかく、いかに911についてアメリカが血眼に、ある意味発狂していたかがビジュアルにわかる。アメリカでのウケは悪いだろう。Slahiに対する拷問シーンは最大の見どころ(?)だろうが、長らくインド映画を観ているとあれくらいは普通なのであまり響かない自分に困惑した。字幕なかった。
#17「Karnan」 Mari Selvaraj/2021/インド/Apr. 10/PVR: The Forum Mall★
National Film Awardももらって、もはやインドナンバルワン俳優と言ってよいDhanushの新作。最近続いている健さんモードの、我慢のあと(ん、今回はそうでもないか)のリベンジ爆発もの。タミルの地方でバス停がない村の悲劇を描いている。タイトルバックからインド映画らしからぬアートな雰囲気が漂うが、始まるといつものDhanushだ。若いときはヒゲなし、歳とるとヒゲあり。警察権力に対する村をあげての抵抗はタミル版『七人の侍』かという予想を裏切り、最後にはDhanushがひとり極悪ポリスオフィサーに斬りかかっていくのであった。こんな内容でも何度かダンスシーンがうまく組み込まれていた。相手役は『June』のRajisha Vijayan。今回はParvathyをきれいにした(失礼)感じに見えた。Dolby Atomosの音も良好。字幕あった。
#16「Yuvarathnaa」 Santhosh Ananddram/2021/インド/Apr. 4/PVR: The Forum Mall
親の七光りPower Star Puneethの新作。COVIDの再燃で50%キャパにした劇場をむりやり100%キャパに戻させるという悪行の末の上映は、90%の入り。はじめて密の恐怖を感じた。空いていた隣に赤ちゃん連れた若い女性とその母親が勝手にやってきて赤ちゃんは泣くわふたりは喋るは、あげくに女性の子供と思われるふたりが上映中も頻繁にやってきて何か言ってるし、これじゃ映画鑑賞どころじゃないでしょ。ところが、映画が凡作なのでまあどうでもよかったわけだ。ダンス多すぎ。RK UniversityのRKってRajkumarかな? こういうとこがいやなんだよ、こいつの映画は。じゃあ、観るなって。ごもっとも。相手役はSayyeshaaで、ここだけはDarshanに勝ってたな。他のメンツもカンナダ映画界の脇役をたくさん集めて豪華だった。ただしSadhu Kokilaはいかん。とにかく、単に感染リスクに晒されに行ったようなもんだった。要自己観察。インターミッションが一度に戻ったね。英語字幕あった。
#15「Nomadland」 Chloé Zhao/2020/米/Apr. 3/INOX: Garuda Mall★
勤務先をなくし夫を亡くし街をなくした女性がバンをhomeにしてアメリカ国内を点々としていく目的地のないロードムービー。この主人公を演じるのはFrances McDormand。知らないなあと思ったらJoel Coenの奥さんで『Blood Simple』でデビューしていたらしい。彼女の孤独を生きるおばさんの演技がすばらしい。常に口を閉じ、独り言をいわない。でも下を向いているわけではなく、常に周りを見ている。アメリカにはこんなパラレルワールドが存在するんだな。風景はもちろん、自然な音楽もよかったな。主人公は生活のため先々で季節雇用のジョブを得て働く。そのひとつがAmazonの物流センターで圧巻。(なのになぜ配信はHuluでAmazon Primeじゃないの?) 2時間ないのに30分のインターミッションってのはひどいね。ある客が文句を言ったので、終映後にマネージャーがひとりひとりに謝ってた。字幕あった。
#14「One」 Santhosh Vishwanath/2021/インド/Mar. 28/Balaji Digital 2K Cinema: Tavarekere○
白シャツにドーティー姿、Mega Star Mammoottyの本領発揮。KeralaのChief Minister役である。政党政治のしがらみのなかで正義を貫く理想の政治家で、Right to Recallなる政治家には自殺モノの法案を提出する。途中で昔の怪我からくる脳機能の問題が発生し、これが物語の転換ポイントかと思いきや、あれ?そうはいかなかった。初登場シーン含め何度か高揚シーンがあって、空いている劇場内も盛り上がった。政治ものなので舞台は当然Trivandrum。州政府はもちろん、駅前のバスセンターとか見憶えのある場所が出てきてちょっぴり楽しい。空港ターミナルが記憶より立派なのは、僕が知っているのが国内線ターミナルだからだな。題名の『One』はCM専用車のナンバーからきているのだけど、あの“1”を強調したデザインナンバープレートは禁止だ。みんなと同じフォント・デザインのにしなさい。近所のローカルシネマで観たけど、ちゃんと字幕があるのでマラヤーラム映画は助かるな。こういう内容だと文字数が多くて追うのが大変だけど。
#13「Saina」 Amole Gupte/2021/インド/Mar. 27/INOX: Garuda Mall○
インドで盛んなスポーツのひとつ、バドミントン。その人気・実力でP. V. Sindhuと争うSaina Nehwalの伝記(?)もの。元々はShraddha Kapoorが演じることになっていたがいつだったかParineeti Chopraへの変更がアナウンスされた。Shraddha Kapoorの方が似てるよね。現役でありあまりえげつないことは描けないからか起伏に乏しい展開なのだけど、ダイエット映画、あるいはyonexとAmulの宣伝映画と思って観ると結構楽しめた。Parineeti Chopra登場時から彼女の腹部のふくらみが気になっていたら、途中でコーチから10kg減量ダイエットの指示が出て、なんだ演出だったのかと半分がっかりした次第。Amulはダイエットとは相容れないブランドであるところを逆手に取ったうまい戦略だったな。一方のyonexは、バドミントン界では一強だろうから余裕って感じ。コーチの助手に日本人が出てた。大阪大学のTシャツ着て大阪を主張してたけど、大阪弁には聞こえなかったな。Saina Nehwalには女友達いないのかね。出てくるのは男ばかりだったよ。字幕なし。
#12「Mumbai Saga」 Sanjay Gupta/2021/インド/Mar. 21/INOX: Mantri Square○
インドに帰ってからはじめてのヒンディー映画。主演はムキムキJohn Abraham、対抗にEmraan Hashmi、相手役はKajal Aggarwalという布陣。老若男女の観客を見込む大スターの派手さはないが、その分ムンバイの黒社会を生々しく描ける。もちろん、A指定。ムンバイの露天商からムンバイ黒社会の大ボスにのし上がる男の生涯は実話ベースとのこと。だとしてもあんなに無敵のわけはなかろうが。John Abraham強すぎ。珍しく腹筋見せなかったな。やることは極悪なのだが、彼を追う警官のEmraan Hashmiも極悪なので、主役に感情移入できるようにできている。一家の姐さんとなるKajal Aggarwalは堂々としていた。このひとも結婚したんだっけ。舞台はムンバイの1980年代。Gateway to Indiaはまあ当然として、Town Hallが出てきた。カフェはKoolarに見えたけど、まあセットかな。最後の飛行場シーンが映画的でよかった。あのプロペラ機で弟をロンドンまで飛ばそうとしたのではないと信じたい。字幕なかった。ヒンディー語なら普通なので文句は言わない。
#11「The Priest」 Jofin T. Chacko/2021/インド/Mar. 20/PVR: Gold, Vega City○
MollywoodのMega Star、Mammoottyの『エクソシスト』。怪しい神父が謎の連続自殺事件の捜査に協力し、その最中に見つけた怪しい少女に憑依した何者かを感じる。ホラーという認識ではなかった(というかMammootty主演という以外なんの事前知識もなかった)ので、話の展開にたじろいた。ホラーは心臓に悪いので苦手だ。でも首が180°回転したりはしなかったな。怪しい少女が唯一微笑みかける担任の先生にいかにもケララ美人系のNikhila Vimal、“正体”にかわい子ちゃんがおばさんになるとこうなる系のManju Warrier。導入の連続自殺事件がやや弱い気がする。メインの話は持っていき方が強引だなと思いながらも途中から面白くなってきた。最終段のイマっぽい捻りも悪くなかった。職を得たばかりというNikhila Vimalの恋人の車がMiniだったりBMWだったりするのは、単にボンボンだからか? ボンボンならどっかのエライひとの息子みたいに簡単にいいポジションもらえるんじゃないの? 字幕あった。Gold Classは高いだけあって座り心地は一段上だね。
#10「Varthamanam」 Sidhartha Siva/2021/インド/Mar. 14/Cinepolis: Orion East Mall○
戦う女優Parvathy。最近Twitter @parvatweets もFacebook @OfficialParvathy もおとなしいなあ、と思ってたらちゃんと丸顔で戦ってました。世界最大の民主主義国インドの宗教間分裂、ヒンドゥー教のカースト差別に真っ向から反対する大胆な作品。ケララのFreedom fighter、Abdur Rahman Sahibを研究するためデリーの大学に入学したイスラム教徒Parvathyが、Anti-national運動を行うグループに加入し、Dalit差別等に立ち向かう。ヒンドゥー至上主義への批判は痛烈だ。BJPから上映中止運動が起きそう。一方で、ムスリムグループからも距離を置いているのがいい。Parvathyが脚本を書いて上演を予定していた劇は、登場人物を見る限り傑作とは思えない妙な感じだったはずで、その意味で観てみたかったかも。Parvathyのホステルでのルームメイト役の女優、どこかで観たことある。何かでメイドかなんか演ってなかったかな。当然字幕あった。Cinepolisも上映前国歌やめてないな。
#9「Roberrt」 Tharun Sudhir/2021/インド/Mar. 11/INOX: Garuda Mall○
明らかに『K.G.F』のYashにチャレンジする予告篇を見て、なんじゃこりゃ、と観にきた“Challenging Star” Darshanの新作。Dussehraに始まりDussehraに終わる。舞台はLucknowだしDarshanは南インドベジ料理ケータリング会社のシェフだしえらく雰囲気が予告篇と違う。 あれれ?と思ったら後半の回想シーンに期待したDarshanが登場。おっちゃんの顔して無敵の強さ。ダンスシーンはトホホだけど、結構楽しめた。敵役は、そうこなくちゃのJagapathi BabuとP. Ravi Shankarのダブルキャスト。特にRavi Shankarは最近まともな役が続いたので満足だ。問題は相手役の Asha Bhatで、どこがいいのかさっぱりわからなかった。回想シーンのSonal Monteiroはまだよかったけど、Darshanの相手役ではなかったし。UPでもカンナダ語喋るって、あんたら世界中どこでも英語のアメリカ人か。字幕なし。まあカンナダ語圏の映画館でカンナダ映画を観て字幕を望むのが間違っているのかもしれないけど。
#8「Hero」 M Bharath Raj/2021/インド/Mar. 6/INOX: Garuda Mall○
なんとなくクォン・ヘヒョを連想してしまうRishab Shettyの新作。このひとの作品はまあ外さないので安心。遠く『Once Upon a Time in Hollywood』を臨む、西部劇っぽくもバイオレンスたっぷりのブラックコメディーでおもしろかった。残念ながらお色気はなかった。床屋がフラれた元恋人を殺しに行くとその旦那は凶悪な極道親分だったという話で、登場人物がどれもイカれている。床屋がもちろんRishab Shettyで元恋人はGanavi Laxman。どこかで見た気がするが新人のようだ。舞台のChikmagalur出身とのことでまさか現地調達? なかなかよろしいのでまた出演していただきたい。演出では、主要人物の紹介に、“VILLAIN”、“HEROINE”などドーンと黄色いバナーが表示されるのだが(これもタラちゃんっぽい)、極悪子分のとこに確か“BASTED”と出た。これって“BASTARD”だよね。そのままだと放送(?)禁止用語だからわざと変えたのだろうか? 字幕あったよ、安定のGaruda Mall。
#7「Operation Java」 Tharun Moorthy/2021/インド/Feb. 28/Fun Cinemas: Sigma Mall○
非正規雇用問題は日本だけではないようだ。サイバー犯罪を扱ったサスペンスものの形を借り、インドにおける非正規労働者に対する扱いの理不尽さを訴える、ケララっぽいながら左翼の匂いは一切しない『大学は出たけれど』。『Premam』の違法アップロード事件の捜査に始まり、その解決に協力した無職のB-TechふたりがKochi警察のCyber Cellに臨時雇用され、さまざまなサイバー関連事件に携わっていき活躍するが、最後には切られる。結婚もできない、あゝ無情。『Premam』事件以外も実際にあった事件をベースにしているようだ。しょうもない事件もあっておもしろかったのだが、途中から同じパターンを繰り返し、徐々にワクワク感がなくなってしまったのは残念。B-Techで月1万ルピーはあんまりだなあ。警察の肩書は惜しいかもしれないけれど、気を落とさずふたりでサイバー専門の探偵社とかやればいいんじゃないかな。字幕あった。
#6「Chakra」 MS Anandan/2021/インド/Feb. 21/INOX: Garuda Mall○
INOXは開映前の国歌があるのが気に入らないが、ここは字幕率高しなのでやむなし。久しぶりのVishalである。何本も観ているわけではないけど、演技の幅は狭そう。でもかっこいい。本作の巷の評判はよくないようだが、言うほど悪くなかった。まあ、字幕があったってのが好印象につながっているかもしれない。話は『Irumbuthirai』のスピンオフという位置付けで、前作でSamanthaにアンガーマネジメントを仕込まれた軍人Vishalが、恋人であるShraddha Srinathの短気さをたしなめるのがおかしい。やはりサイバー犯罪ものなのだが、あまりサイバーっぽくなく、明らかにJust Dialを想定していると思われるなんでも案内アプリサービスがプラットフォームとして使われるのに現実味が感じられた。犯人役のRegina Cassandraは僕の苦手なタイプ。出現が唐突。ここも含めて後半はもう少し捻りが欲しかった。重要なはずのNassarのメダルについての顛末も弱い。そもそも軍人が事件を捜査するのがおかしいのだけど。
#5「Pogaru」 Nanda Kishore/2021/インド/Feb. 20/INOX: Mantri Square
こないだから変だと思ったら、インターバルが2回ある。どうやら州からお達しが出ているらしい。無理なところで中断する。おかげで映画の構成は台なしである。が、この映画は元々台なしなので、まあいい。字幕なしでも、まあいい。主役のDhruva SarjaはSruthi Hariharanの敵Arjun Sarjaの甥。ここでダメ認定である。実際ただのマッチョで、どうしようもない。いつもがなっていてうるさい。シャツの着方が唯一の注目点で、おしゃれなチェックのシャツの右側だけ袖を通し、左側は肩にかけるというスタイルはなかなか斬新だった。相手役はRashmika Mandanna。久しぶりに見たけど、あいかわらず普通にきれいだ。インド人に見えない(インド人はきれいじゃない、という意味ではまったくないよ)。『K.G.F』で目の見えない老鉱夫をやってたじいさんがまた出てた。実際にはおじさんだった。これからサンダルウッドの笠智衆と呼ばせてもらう。ところでマッチャン、マッチャンって何のことだい?
#4「Kutty Story」 Gautham Menon, Vijay, Venkat Prabhu, Nalan Kumarasamy/2021/インド/Feb. 14/PVR: Forum Mall
St. Valentine's Dayに合わせて公開されたラブストーリー4作オムニバス。期待に反して字幕がなかったので撃沈。ひとつ目にAmala Paulが出演の男女の友情についての話。大学生とその25年後を演じているが、ほとんど変わらない。(相手役はわざわざ俳優を替えている。) 大学生(しかもTrichy在住)のAmala Paulは90年代にしてはおしゃれすぎるんじゃないかな。ふたつ目は妊娠した女性とそれを知らされた直後に連絡が取れなくなった男の話。3番目は異色で、メインがオンラインゲーム画面。そこでプレイする男がゲーム内で女戦士に出会い恋に落ちる。発想は面白いけど映像化するとつまらない。『(ハル)』の方がいいよ。で、最後のVijay Sethupathiのやつは、わはは、半分寝ててまったくわからず。女性がふたり出てたような気がするけど同一人物のようにも見えてモヤモヤ。まあVSP向けの作品には到底思えなかった。というわけでやはりこの劇場はだめだ。馴染みのGaruda Mallに戻らねば。国歌が消えたのはいいが。
#3「Ramarjuna」Anish Tejeshwar/2021/インド/Jan. 31/PVR: Vega City○
英語字幕なく撃沈はしたものの、全体像はガッチリつかめた。AnishあるいはAniissh監督・主演の古典的典型的南印度的マサラムービー。前半はファミリー要素、恋愛要素含むコメディーで、後半は悪に立ち向かうアクションという構成。相変わらずの地上げやちょっと前に流行ったメディカルマフィアものという点はやや弱いが、そこに絡むどんでん返しは、予想はできるもののおもしろかった。Sharath Lohitashwa (登場人物で一番有名なひと)がやはりキー。保険外交員(?)のくせに、Anish強すぎ。マドンナ役のNishvika Naiduがいかん。カンナダ映画の弱点は俳優層の薄さで、特に魅力的な女優が少ない。いい加減男優偏重主義やめろ。ドライバーMさんが題名について“(『ラーマーヤナ』の)Ramaと(『マハーバーラタ』の)Arjunaの組み合わせ”と教えてくれた。なーるほど、インドの名前って確かに多くがそんな感じにできてるな。『K.G.F』で目の見えない老鉱夫をやってたじいさんが出てた。『Chapter 2』にも出るかな?
#2「Master」Lokesh Kanagaraj/2021/インド/Jan. 24/PVR: Forum Mall○
インドに戻ってさっそく映画。キャパ50%制限で席がひとつおきになっている。本作はPongal映画として公開されてヒットしているVijayの新作。敵役がVijay SethupathiというダブルVijayが話題。こういう場合僕が楽しみにしているのは、両スターをたてるために最後どのように終わらせるか。まあこれはThalapathy映画だしVSPの役は極悪なので、両者痛み分けというわけにはいかなかったね。Vijayの視点からするとまあいつものストーリー展開で、まあいいんじゃないの。いつもの、と書いたけど相棒がいないのは珍しいかも。その分コメディー要素は控えめだったな。注目のMalavika Mohananのマドンナ役ぶりはいまひとつだった。このひと演技下手だ。声は吹き替えのようだったし。Andrea Jeremiahもチョイ役(カメオ)で出てたけど、だいぶ老けたように見えた。終盤のトラックチェイスシーンより、序盤のメトロ内アクションの方がワクワクした。英語字幕あった。ところで、インドの少年院って塀ないのかな?
#1「新 感染半島 ファイナル・ステージ」ヨン・サンホ/2020/韓国/Jan. 1/109シネマズ湘南○
前作から4年後の世界、ウィルスに感染し誕生したゾンビに征服され封鎖された韓国。脱出後香港にいたカン・ドンウォンがトラックに積まれているという多額の米ドルを奪いに母国に潜入し、ゾンビ他(この“他”が重要)を相手に、4年前に見捨てた見知らぬ母娘と一緒に戦う。廃墟化したソウル〜仁川を舞台にした『マッドマックス』って感じ。大勢のゾンビを車で蹴散らすところとか、(やったことないけど)最近のゲーム映像にしか見えないところがコメディーで、現実にパンデミック中の時勢に観ていることも含め悪い冗談ともいえる。前作のときにも書いたが、ゾンビに噛まれるとゾンビになるのはともかく、撃たれると死ぬゾンビっておかしいよね。母はイ・ジョンヒョン。娘はイ・レ。スーパーな運転をしてたこのイ・レは成長株だな。4年前の脱出船が向かったのが日本という設定に“おやっ”と思ったら、日本が受入れ拒否という流れでがっかり。

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Updated: 4/19/2021

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