JR大船駅で下車したら、散歩の開始です。
鎌倉にはぜひ電車で行きましょう。東京からならたったの一時間です。自動車ででかけるのはお勧めできません。自然の要塞である鎌倉への道は限られており、休日などはつねに渋滞していますし、駐車場もばか高いからです。たまには電車ででかけるのもよいものですよ。(と、僕はそう思います。)
|
東口の階段を降り、左に曲がります。歩いていると、右手に西友が見えます。西友の向こう側の通り(駅から3本目)に右折します。これが松竹通りです。
松竹通りをひたすら進みます。途中、左手にレストラン・ミカサがあります。近くにあった小津が通い詰めた月ヶ瀬と同様、撮影所のスタッフや俳優に親しまれたという老舗です。
松竹通りの突き当たりが、かつて松竹大船撮影所があったところ。現在は、左がイトーヨーカドー、右が三越。そして正面が鎌倉女子大学。ここには1998年までテーマパーク・鎌倉シネマワールド(KCW)がありました。
鎌倉シネマワールドには一度だけ行きました。スタジオに『麦秋』の間宮家のセットが組んであって感激しました。あのセットはいまいづこ。
|
鎌倉女子大学のキャンパスは大工事中。これが完成すれば“大船撮影所ここにありき”みたいなモニュメントができると期待されますが、それまでにもなんとかその痕跡がないものか…。
あります。工事現場の手前左手の小さな公園に、寅さんと美空ひばりの看板が立っています。
その他、この公園を抜けて松竹第二号橋を渡り右に少し歩くと、歩道の上に、松竹マークのついたマンホールがあります。
このマンホールは、鎌倉市がわざと残したんでしょうね。
|
これ以上見るものはありません。次行きましょう。
|